娘が1歳で私が仕事復帰したため、娘は保育所に通うことになりました。
が、認可保育所に全て落選。無認可の小規模保育所に通いました。
結果的には、アットホームで異年齢保育の保育所の先生方がとにかく素晴らしくて、娘のマイペースを大切に育ててもらいました。
私も子育ての先輩でもある先生方に、娘の一味違う子育てについてを相談させていただき、いつも助けてもらいました。
1歳の頃の娘の特徴
口癖は「ジブン!」
とにかくなんでも自分でやりたい。手伝われたくない。
保育園に行く靴を履かせようとすると「ジブン!」
万が一、指1本でも触れようものなら癇癪をおこし、大号泣。
朝はどうしても忙しくて、つい私が手を出してしまい、癇癪からの全てやり直しということが何度もありました。
この年齢の子どもの「ジブン!」はよくあることかもしれません。ただ、娘の場合は、切り替えられない特性と相まって1時間でも、長いときは2時間近く泣き続けます。
私は何とか娘が癇癪を起こさないように、泣かさないように、と精神をすり減らしてヘトヘトでした。
究極の頑固=切り替えられない
嫌だと思ったら、テコでも動かない。
例えば、お菓子やおもちゃで気をそらそうという声かけには、一切反応しません。絶対に釣られない。
お菓子やモノで子どもを動かそうとすることが良いこととは言えないかもしれませんが、気持ちを切り替えるという意味では、何かに釣られることは必要な感情な動きだと思います。
娘は一度、こうしたいと思ったら、気持ちを切り替えることができず、嫌となったら嫌しかありません。
究極の頑固=切り替えられない、という娘の特性は小学生になっても様々な難しさがあります。
偏食
食感が悪いものは食べられませんでした。
例えば、スティック人参は食べられるけれど、炒めたり、煮た柔らかい触感の人参は食べられません。食感の悪いものを食べさせようとすると、えづいて、吐いてしまうこともよくありました。
また、野菜炒めのような、何種類もの野菜が混ざっているような食べ物は食べられません。
我が家の夕飯は、白ごはん、ミニトマト、焼いたお肉というスタイルが定番でした。
目新しいものも食べないので、保育所のお弁当は毎日、塩むすび、ミニトマト、ソーセージ。
夕飯と同じじゃん!というメニューを持って行っていました。
違うものを入れると食べないため、ほぼ毎日このメニュー。
そもそも、食が細いので、毎食少しだけしか食べられませんでした。
手を繋がない(繋げない)
手を繋がれるのが嫌いです。
手を繋ごうとすると振りほどいて走り去る。手を繋げないため、道路は本当に危険でした。
危ないので腕を掴むと癇癪。先回りして、道路に飛びなさないように通せんぼすると癇癪。
娘の場合は、保育所のお散歩でお友達と手を繋いだりはしていたので、外では仕方がないと手を繋いでいたように思われます。
私とは手を繋がなかったので、娘と手を繋いで散歩をしたという記憶はありません。
今思えば、感覚過敏で人と触れることが嫌だったのかもしれません。
目が驚くほど良い
1歳の娘は犬を見ると、指を指して「ワンワン!」と教えてくれていました。
お散歩している犬を見て、「ワンワン!」
テレビでソフトバンク犬が映ると「ワンワン!」
ある時、子育て支援センターでおままごとセットを指して「ワンワン!」
ん?ワンワンいないねぇ、というと、絶対にいるとばかりに「ワンワン!ワンワン!」とアピールします。
よく見てみると、おままごとセットに1センチ四方の透明な犬のロゴシールが貼ってありました。
大人の私でも目を凝らしてみないと犬とは分からないものを、娘が遠目から発見したことに驚きました。
後々分かるのですが、娘は視覚優位のため、普通の人が見えない細かいところまでよく気がつくのです。
視覚優位とは?
視覚優位とは、耳で聞く情報よりも、目で見る情報のほうが処理、理解、記憶をしやすい特性のことです。
例えば何かを覚えるとき、視覚優位の特性がある人は、言葉や音で聞くよりも、図や絵、写真や動画を見たほうが覚えやすい傾向にあります。