3歳の頃のアスペ娘【発達凸凹が分かるまで】

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癇癪もどんどん激しくなり、こだわりも強くなってきました。
普通の育児書には書いていない出来事の数々に、何で娘はこうなんだろう?どうしたらいいのだろう?と頭を悩ませる日々でした。
私の精神も体力も限界に達して、いろいろな場所に相談をしたのもこの頃です。

目次

3歳の頃の娘の特徴

自由に色を塗るのが苦手

塗り絵は見本があれば見本通りに色を塗れました。
しかし、見本がなく、好きな色に塗っていいとなると全く色が塗れません。

同じ年頃の娘を持つ友人が、とても楽しいからやってみてと、自分で絵を追加しながら物語が作れる塗り絵をプレゼントしてくれたことがありました。
娘は1枚も色を塗れませんでした。
自由に想像して、ゼロから考えて色を塗ること、描くことがとても苦手でした。

遊びたい遊びが決められない

部屋のおもちゃを目につく物からどんどん出し、目移りしすぎて、遊ぶことができませんでした。
気がつけば、おもちゃで部屋はぐちゃぐちゃになっているのに、何もしていないということがよくありました。

一番すごい?〇〇ちゃんよりすごい?

「一番すごい」「一番上手」にこだわる。
何につけても誰かと比較したがり、「〇〇ちゃんよりすごい?」と常に聞いてくる。しばらく「〇〇より」という言葉を禁止にしていました。
他との比較しか物差しがなく、常に優劣をつけたがりました。

△△できないと思う?

「△△できないと思う?」とよく聞いてきました。
「できるんじゃない?」「できると思うよ~」という返事では納得しません。
「できないと思う?」を何度も繰り返します。
こちらが、「できないと思う」というまで、ひたすらにこの質問は繰り返されました。

ずっと動いている

娘は家にいる間は、じっと静かに座っていることがありませんでした。
とにかくずっと動いている。また、台を登ってはジャンプするをひたすら繰り返していました。

異常なまでの一番病

私や夫が、夕飯を娘より早く食べ終わると怒り狂い癇癪をおこしていました。
娘は偏食な上に、食べるのも遅いため、どうしても親のほうが早く食べ終わります。
娘の癇癪を回避するため、お茶碗に米を1粒残して食べることが私と夫のルールになっていました。
娘が、「1番じゃ、、、ない。ひぃぃぃぃぃ」と癇癪を起こしそうになると、「ほら、まだ食べ終わっていないよ」と1粒残った米を見せて癇癪を回避していました。

あまのじゃく

親の言うことに従うことが全くできませんでした。
2~3歳の子はイヤイヤ期で言うことなんか聞かないという子も多いと思います。
娘はこの頃、親の言うことに従うこと、「ハイ」と返事をすることが1回もありませんでした。また、言われたことと逆のことを常にしていました。
なので、私も娘にやってほしいことがあるときは逆の言葉がけをしていました。
「ごはん食べないでね」「うるさくしてね」と。

ちなみに、初めて娘が「ハイ」と返事をしたのは、6歳の時でした。
私も夫もビックリして、「今、ハイって言ったよね?」と顔を見合わせて確認し合ったのを覚えています。本当に嬉しかったです。

教わりたくない、知っていることを言われたくない

ちょっとしたこと、例えばみかんの剥き方がやりにくそうだから、「こっちが分から向くとやりやすいよ」と教えようとすると、「教えないで!」「分かってるから言わないで!」と頑なに教えられることを嫌がりました。また、一度読んだ絵本をもう1度読むことも極度に嫌がっていました。「もう知ってるから、読まないで」と。
教わりたくない、というこだわりが強固になってしまうと、学べなくなってしまうと思い、対応に悩みました。

周囲に対する年相応の優しさがない

3歳くらいになると、近くで泣いている子がいれば「大丈夫?」と慰めたり、気にかける様子が見られます。
しかし、娘にはこのような姿が皆無でした。
周りで誰が泣いていようとも、目にも入っていないように我関せず。
特に娘のこうした様子が、私が娘に感じている違和感をより強くしました。

例えば、私が机の過度に足をぶつけて痛がっているとき。
娘は全く気にかけないか、近くまで見に来て無言で去っていきます。
そこには「ママが痛がっている。大丈夫かな?」という感情の動きが感じられません。現場を確認したという表現が当てはまるような様子に、当時の私は娘に対して違和感だけでなく不安を感じずにはいられませんでした。

指示ばかり

この頃の娘は、母である私に対する指示がとにかく多かったです。「ママ来て」「ママやって」
私が従わないと癇癪を起こして、叩く、蹴ると暴れます。

人形遊びや、ごっこ遊びをしていても、楽しくごっこ遊びができません。
例えば、人形役の私が「ハンバーグが食べたいなぁ」と言ったら、「違う!カレーって言って!」と怒り出します。
全てのごっこ遊びのシナリオは娘の頭の中にあり、そのシナリオをなぞらせるのが娘のごっこ遊びなのです。(正式にはこれをゴッコ遊びとは言いません)

今思えば…
娘のこの指示出しは、自閉症スペクトラム症に見られるクレーン現象でした。
ただ、娘のこれらの行動がクレーン現象だと分かったのは発達凸凹が判明したあとです。
それまでは、娘の遊び方って何かがおかしい。違和感があるけれど何なのか分からないという感じでした。

クレーン現象とは?
クレーン現象とは、子どもが、保護者やほかの人の手を使って物を指したり、欲求を解消したりと、相手の手などで自分の要求を表現する動作のことです。言葉の代わりに動作で要求を実現しようとするものだと言われており、ASD(自閉スペクトラム症)や知的障害(知的発達症)がある子どもに見られることがあります。
                         (引用)LITALICO発達ナビ

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